以前の「ドメインの話」01ではドメインの種類について、
02では取得方法と必要になるレンタルサーバーについて、書きました。
今回は、「ドメインとサーバーとの紐付け」について、お話したいと思います。
ドメインには xxxxx.jp や xxxxx.com など、いろんな種類があることをお話ししましたが、それらのドメインの裏側には、
必ず「IPアドレス」という数字の羅列(例:153.126.156.107 など)があります。
つまり、IPアドレスとは、ドメインをわかりやすく置き換えたものとうことです。イメージするなら、ドメインが家の表札で、IPアドレスが家の住所みたいな感じでしょうかね。
IPアドレスも厳密には、インターネット上で固有に割り振られた「グローバルIPアドレス」と、ローカルネットワーク内で使用される「プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)」があります。
グローバルIPアドレス
定期的にプロバイダ側で番号が変わる動的IPアドレスと、変更されない固定IPアドレスがあります。
グローバルIPアドレスを調べるとおおよそのプロバイダの場所などがわかるため、海外からの接続かどうかなど判別することができ、不正なアクセスをブロックするのにも使用したりします。
プライベートIPアドレス
社内や家庭内などのネットワークで用いられます。
192.168.0.0〜192.168.255.255 の範囲で、社内や家庭内のネットワークの設定によって自動(動的)に割り振られたり、固定で設定したりします。
では、ドメインとIPアドレスはどのように紐づけられているのか?
それらは全て、DNS(ドメインネームシステム)のゾーン情報やレコード情報に次のように保存されています。
ドメインとIPアドレスが一対が、シンプルで一番わかりやすいです。
しかし、メールのセキュリティ、サーバー容量、作れるアカウント数、費用、管理上の理由など、サーバープランによっての制約も変わるため、導入される方それぞれの理由によって「Webサーバーはこっち。メールサーバーはあっち。」のようにそれぞれのレコード情報ごとに設定することもできます。
Aレコード、C NAMEレコード、MXレコード、NSレコード、TXTレコードなど
それぞれの記述の仕方や役割などは、非常に専門的で難しいですが、役割ごとに指定することができるということは、知っておくと良いかと思います。
余談ですが、サーバー会社が用意しているスパムメールのチェック機能を使用したければ、メールサーバーだけでなくDNSもそのサーバーに移管しないと使えないものもあったので、組み合わせ方など、よく検討してからの導入をお勧めします。