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  5. 駆け出しデザイナーにやってほしい5つのこと

5things for young designers

 

はじめまして! デザイナーのnaitoです。
フィールドでは自社のブランディングからクライアントへの企画提案など、色々やらせてもらってます。

ここ最近は、教育係としてインターン生や新人スタッフにデザインを教えることが増えてきました。そんな中で色々と感じることがあるので、ぼくの駆け出しの頃を思い出しながら、若い人たちに伝えたいことを記事にしようと思います。

「デザインする」うえで、必要なスキルってたくさんあります。その中でも今回は、グラフィックデザインのスキルを身につけるために、明日からでもやってみてほしいことを5つあげてみました!

1.  まずは本屋さんへ行こう!

これは、10年くらい前、ぼくが新人デザイナーの頃に先輩によく言われたことでもあります。
本屋さんって言ってみれば、デザインの宝庫であり倉庫だと思ってます。

店内をぐるっと回るだけで、あらゆるジャンルのデザインが一望できます。
おまけにどんなデザインが流行ってるのかも分かります。
これって冷静に考えれば凄いことだと思いませんか。ネット検索してもいろんなデザインは見れますが、検索する時点である程度自分で絞り込んでしまうので、偶然の出合いがなかなかありません。デザインに行き詰まっている時、本のデザインを眺めていると、一気に事態が改善することも多いので、ほんとうに本屋さん様様です。
あ、気に入った本は、ちゃんと買って見て(読んで)ください!

2.  トレースのススメ

ステキな本を見つけたら、とにかく好きなページを真似しましょう。トレースするときのポイントは、1ミリのズレもなく完璧に再現することです! 昔はぼくも雑誌の特集ページを定規で計って細部まで完璧に再現したりしてました。フォントも何が使われているのか調べたりしながら。
完全再現すると、自分のデザイン感覚とのズレを明確に認識できて、「こんなデザインにしたい」と思った時にどうすれば良いのかだんだん分かってくるようになります。

3.  とことんレイアウトする

最近の若い人たちを教えていると、アイデアを考えたり、イラストやビジュアルをつくったりはできても、レイアウトするのが苦手という人がすごく多いです。話を聞いていて感じるのは、とにかくレイアウトしてきた量が圧倒的に少ないということ。ぼくは最初に務めたデザイン会社で、朝から晩までハガキのレイアウトを毎日のようにこなしていました。仕事の内容としては決して面白いものではありませんでしたが、今ではその時の経験がありがたかったな〜と思ってます。
まずは名刺やハガキなど、小さなサイズのものからはじめて、徐々にサイズアップしていくと良いと思います。筋トレだと思ってとにかく数をこなしてみてください。レイアウトはやった数だけ上手くなります。

4.  フォントを知る

フォントがありすぎて、どのフォントを使えば良いか分からないとよく言われます。調べてみると、今はモリサワフォントだけでも388ファミリー、書体数1244もあるみたいです!(2020年7月13日現在)これは確かに多い…。学校を卒業してすぐにこの中から好きに選んで! と言われれば悩むのも頷けます。ですが、選べないというのは理解できていない=知らないからとも言えます。なので、まずは業界スタンダードのモリサワフォントから勉強してみてください。そして、最初のうちは癖のないベーシックなフォント、例えばヒラギノなどで綺麗なデザインをつくることを心がけてみてください。

5.  好きなデザイナーの真似をする

有名なデザイナーでも社内の先輩でも構いません。はじめのうちは、自分の好きなデザイナーのデザインをとにかく真似しましょう。
よく聞く話だとは思いますが、それはやっぱり大切なことで、みんなそうやって上手くなってきたんです。なぜ良いデザインに見えるのか自分なりに考えて、相手に聞けるのであれば話を聞いてしっかり真似をしましょう。真似を繰り返しいくうちに、自分の強みや個性に気づけるようになります。
とはいっても、実務で完コピはNGですよ!

 

今回書いたことは、ぼくが下積み時代にやってきたことです。あらためてふり返ってみると、こういったことが今のぼくの土台になっているんだと思います。これからデザイナーとして活躍したい方、少しでも気になる内容があれば、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

じゃ、また!

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naito

デザイナー

休日はサボテンまみれの園芸大好きデザイナー。

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