こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
わたしたちフィールドは、先日ナレッジキャピタル ワークショップフェス 2024 SUMMERに参加し、親子向けワークショップを実施させていただきました。
フィールド初の試みであるワークショップフェス。今回は、そんなドキドキしながら挑んだイベントの様子をレポートします!
わたしたちが子どもたちにできること
フィールドでは、ナレッジキャピタルの広報誌「Knowledge Times」の制作を担当しています。制作を継続していく中でお声がけいただき、今回のワークショップフェスに参加することになりました。
ナレッジキャピタルの実施するワークショップフェスのコンセプトは、「家庭や学校以外での“第三の学び場“」。
「その道のプロ」たちから得る体験を通して、新しい発見や価値を提供すること。
そんな場所で、わたしたちがデザイナーとして子どもたちに伝えられるものってなんだろう…。
固定概念に縛られない、自由で柔軟なアイデアを生み出せる子どもたち。しかし、そんなおもしろいアイデアを形にする力が身につく頃には、もう大人になっている…。
そんなのもったいない!!!( by 凝り固まった大人、わたしたち)
そう考えた結果、「自分のロゴマークをつくろう!」というテーマで、アイデアを形にする方法を伝えることにしました。
ロゴマークづくりをレクチャー
ロゴマークは、企業やお店の思いがつまったシンボルです。
ただのお絵描きではなく、意味を持たせたマークを描いてもらうことが大事になります。そんなプロでも難しいロゴマークを限られたワークショップの時間で作れるように、こんな資料を用意しました。
アイデアの出し方。そして、形の作り方。
丁寧に分かりやすく、その上で子どもたちの考える余白をつぶさないことを意識して作ってみました。いやぁ、かわいい資料ですね。子ども向けドリルのお仕事、お待ちしております。
仕事ではイラストレーターで制作しますが、今回は対象年齢3歳からということで、ペンで紙に描いてもらうアナログ仕様です。
実際に描いてもらう紙は、修美社さんで購入した紙出(しで)と呼ばれる印刷をした際の余り紙や断裁後の切れ端。自社案件にも使ったりと、紙出ラバーなわたしたちです。いつもありがとうございます。
いざ出陣!ワークショップ!
こんな難しい題材をはたして楽しんでくれるのだろうかと、不安な気持ちで迎えたワークショップ当日。どうなることかと思いましたが、みんな真剣に話を聞いて、一生懸命描いてくれました。
慎重に下書きをする子や大胆に描く子、アイデアがあふれて何枚も描く子、子どもたちの楽しそうな顔にひと安心です。
保護者の方も子どもの新しい面を発見できるきっかけになったようで、有意義な時間を提供できたかと思います。一緒にロゴマークをつくってもらったりと、親子そろって楽しんでもらえました。
おまけでちょっとした落書きコーナーもつくってみましたが、これが大盛況。たくさん描いてくれて嬉しいです。
子どもたちの可能性、無限大やん
今はAIでなんでも簡単につくることができ、私たちプロでも道具に頼って仕事をする時代。
パソコンやスマホなどデジタルに囲まれている今の子どもたちには、手書きとなるとかえって難しい部分もあるのかな〜とも思いましたが、しかしまあ、本当に子どもってすごい。
自分たちでは思いつかないような色の使い方や、形の作り方など、私たちなんかよりずっと柔軟で、クリエイティブ。可能性があふれています。
子どもの純粋無垢なアイデアに感化され、私たち自身も良い刺激をもらうことができました。
目に見える利益だけでなく、新しい価値や発見を提供する。
フィールドは社会貢献として、こういった視点を理想としながらも、なかなか行動に移すことができていませんでした。
今回このような機会をいただき、実現できたことは会社としての大きな成長です。
今回はイベントに参加する側でしたが、主催をする側に立場を置くなど、デザインという武器で関わるすべての人に喜んでもらえる会社になっていきたいと感じたワークショップフェスでした!
ナレッジキャピタルさん、素敵な機会をありがとうございました!