1. TOP
  2. FIELD JOURNAL
  3. FIELD JOURNAL
  4. MANABI
  5. 印刷のはなし #3 僕が好きな紙3選

 

こんにちは。株式会社フィールドの印刷オタクことyoshidaです。
前回は紙が与える印象について少し語らせていただきました。
今回は僕が超個人的な基準で選ぶ、好きな紙3選を発表したいと思います。

まずは僕がどんな紙に惹かれるのか、その条件を考えてみました。

 

好きな紙の条件
1)触った時の風合いがよい
デザインと印刷にかけるコストにもよりますが、なるべく風合いが良い(ツルっとしていない)紙を選びがちです。

2)嵩高(かさだか)
厚みありながら軽い紙。重い紙は嫌です。

3)インキの乗りが良い紙
色の調整がしやすいので、できれば色が沈まない紙の方が好きです。

4)なるべく低コスト
これ大事です。特殊すぎずなるべく手に入りやすい用紙を選びたいです。

 

それでは、発表いたします!

 

第3位
アラベール スノーホワイト(日清紡)

ポストカードからリーフレットまで幅広く使えるので、個人的に最近お世話になる率が高いです。
表面に塗工がされていないため若干色は沈むので、本紙校正はしておいた方がいいかもしれません。
ですが、発色はそこまで悪くないと思います。
手に取った感触は、さらっとして主張しすぎずない画用紙のような感じ。(伝えるの下手ですみません)
風合いを生かして、イラストを使ったやさしい雰囲気のデザインにぴったりです。

▶︎この用紙を使用した制作実績はこちら

 

〈オススメ用途〉
・名刺
・ポストカード
・リーフレット

 

第2位
モンテシオン(日本製紙)

東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場で開発された用紙です。
特徴は何と言っても手触りと嵩高感!
書籍に使用すると、ページ数のわりに厚みが出て、なおかつ軽く仕上がりそうですね。
微塗工加工されているそうで、触った感触の割には発色しますが、こちらも本紙校正は必須です。
ナチュラル系のお店や商品のリーフレットやフライヤーに向きそうです。
ただし、紙焼けしやすく、時間が経つと黄ばんでくる点は要注意ですが
それも含めて風合いがでると思います。

 

〈オススメ用途〉
・リーフレット
・フライヤー
・書籍

 

 

第1位
b7トラネクスト(日本製紙)

王道のヴァンヌーボと同等に発色が良く、かつ主張しすぎない風合いを持っています。
ヴァンヌーボほど風合いを主張したくない…とお考えの方にぴったりです。
インキの乗った部分にはややグロス感があり、インキが沈みにくいので写真集などにも最適です。
何と言っても、コスパが良いイメージです!(正確な価格については印刷会社さんにお問い合わせください)
フライヤーからポスター、写真が多い書籍まで幅広い印刷物に対応できる、僕が一番の信頼を置く紙です。
注意点としては、以前より流通量が減っているようで、その辺りも印刷発注前にご確認を。

▶︎この用紙を使用した制作実績はこちら

 

〈オススメ用途〉
・ポストカード
・リーフレット
・フライヤー
・ポスター
・書籍

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あくまで独断と偏見のランキングですが、紙選びの参考になれば幸いです!

WRITTEN BY

WRITTEN USER ICON

yoshida

デザイナー

キャンプとクルマが好きな東北出身のグラフィックデザイナー。

  • facebook
  • pocket
  • feedly

関連する制作事例

デザインパートナーを
お探しではありませんか?

フィールドは、グラフィックやウェブの制作を通して、企業の経営戦略をサポートするデザイン会社です。お客様からのご相談に、クリエイティブの力でお応えします。