前回に引き続き、編集者目線で語っちゃおうと思います。
偉そうなタイトルをつけましたが、自分も勉強の毎日なので、戒めの意味もこめて堂々と書きますね。
まず編集者には「総合力」が必要です。(なんかいきなりハードル高いぞ〜!)
どういうことかと言うと…編集者って専門職のようにみえて、実はめちゃくちゃに総合職。いうなれば何でも屋さんだと思うんです。
一つの制作物が出来上がるまでには、実にいろんな人が関わります。クライアント、デザイナー、カメラマン、ライター、イラストレーター、時には取材先の方々。それらみんなをまとめて、ゴールまで引っ張っていく人、それが編集者です。(WEBでいうところのWEBディレクターでしょうか?)
関わる範囲が広いので、仕事も多岐にわたりますし、求められるスキルもいろいろ。
例えば…
- 企画力
- リサーチ力
- 文章力
- 取材力
- 校正能力
- 交渉術
- 決断力
- 体力
- 怒られてもめげないメンタル(関わる人数が多い分怒られる頻度も多い気がする)
そしてなにより大切なのはコミュニケーション能力だと思います。
雑誌や書籍の編集ってコツコツとデスクワークをするイメージもありますが、予想以上に人と接することが求められます。ここまで聞くと編集者ってどんだけすごいねん!ってなりますね。でも得意なスキルは人それぞれなので、自ずと自分に向いている仕事が入ってくるような気がします。
企画が得意な人、交渉術に長けている人、校正能力が優れている人、デザインセンスがある人……。いろ〜んな編集者がいて、それぞれの個性が反映された制作物が生まれているんですね〜。奥深い。
次回は後編。「フィールドでの編集」について書こうと思います。
さ〜明日も取材をがんばろ〜。