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  5. 編集ライター談 vol.01「コーポレートマガジンができるまで」

 

社内で(今のところ)唯一の編集ライター、yamashitaです。
デザイナーがほとんどを占める会社で、編集ライターがどのように制作に絡んでいるのか? を語るのはまたの機会にとっておいて…。

 

今回は、私が一番活躍できる仕事、「ページ数が多い冊子」の制作過程を、コーポレートマガジン『1coto2coto』(約16ページ)を例に、解説してみたいと思います。会社案内や広報誌の制作を考えている方がおられましたら、実際にイメージしながら読んでみてくださいね。
コーポレートマガジン「1coto2coto」はサイト内で公開中。

 

1.  企画を立てる
おもしろい情報を探し出すのが、編集者の腕の見せどころ。まずは社内でネタ探し。「最近、どう?」社内スタッフに聞いてまわります。

2.  スケジュールを組む
制作チームのディレクションも大切な仕事。制作に関わるメンバーにスケジュールを共有して、順調に制作が進むように調整します。

3.  構成を考える
ページ構成は、全体の流れを考えながら。vol.5では最後に大阪事務所のお知らせを入れるため、いつもと少し違う構成を考えました。

4.  ラフを切る
各ページに入れたい要素をデザイナーに伝えるため、手書きの指示書を作ります。フィールドのデザイナーは、多くを書き込まずとも意図を汲み取ってくれるので嬉しい(感謝)。

5.  各所手配
デザイナーへの指示、方々への取材アポ取り、カメラマンの手配などなど、各所に仕事を依頼。編集者ってみんなへの伝達係では? というくらい、多くの人とやりとりします。

6.  取材・撮影
意外な話が聞けたり、美しい風景が見えたり。取材・撮影はいつも刺激的! 現場の空気感や、さりげない出来事など、ありのままの素材を集めたいと思っています。

7.  執筆
取材で感じた、瑞々しい気持ちを表現することを心がけています。コーポレートマガジンは社内で執筆していますが、媒体によってはライターに依頼することも。

8.  デザイン
画像とテキストを揃えて、デザイナーにレイアウトを依頼します。上がってくるのが楽しみです。

9.  校正
見落としがないように、集中。社内校正が終わったら、取材先の方々にも確認をお願いします。

10.  入稿
ついに印刷するときがやってきました。いつも「いってらっしゃい」の気持ちで、データを印刷所に送り出します。

11.  完成
何度も見たデザインが、何百、何千、ときには何万部になって帰ってきます。ページを開くのがどきどきです。

書いてみると、たくさんの行程がありますね。お客さんとものづくりをするときは、この流れをベースに、一つひとつ相談しながら、進めていきます。
一つの物語を編むように作ることができるのが、冊子の魅力。企画、構成、デザイン、写真と、表現方法は無限大です。まずはお気軽に、ご相談ください!

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yamashita

編集ライター

京都在住、編集ライター。観光コンテンツ、企業PR誌の制作が多め。最近本を作りを志してます。

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