こんにちは、sugiyamaです。
今回は私がイラストを描き分けるときに気をつけていることをお話しようと思います。
①テイストの確認
イラストのお仕事をいただいたときは、デザイナーさんが考えている参考イラストを見せていただいたり、逆にこちらからイラストを提示したりしながら、デザイナーさんがどういったイラストをほしいと思っているのかを聞いていきます。イラストを描き起こす際のポイントを複数のイラストを見ながらお話することで、くいちがいが起こるのを防ぎます。
▼下記の項目は私が実践している「描き分けポイント」です。
いくつかのイラストをお見せしながら、これらの要素をしっかり確認します。
描き起こす際にはお伺いした内容を組み合わせてイラストのテイストをかためていきます。
- 輪郭の表現
∟線/面
∟線の場合…しっかりとした線、手書きのような線…など「どんな線」なのか - 色数は何色か/色のトーンの希望
- 陰影はあるのか
∟どんな陰影なのか - 雰囲気
∟写実的(立体的)/手書風/カクカクした…など
②ブラシツール
鉛筆で描いたり、Illustrator、Photoshop…など何を使って描くのが適しているのかを考えます。最近はアプリの筆もたいへん優秀なので、フルデジタルで描くことも増えてきまして…私はPhotoshopにお世話になることが一番多いです!
アプリ内の筆は一度全て試し書きをして、「どの筆がどんな風に描くことができるのか」を見ています。汎用性が高そうな筆はフォルダにまとめておいて、このテイストだったらあの筆とあの筆で描けそうだな…と考えています。
▼こちらは私がよく使っているブラシセットです。
以上がイラストを描き分ける時に私が気をつけていることです。
【描き分け事例】
最後に今まで描いたイラストをいくつかご紹介します。
▼六甲山観光株式会社 様
「神戸・六甲山公式おでかけサイト」アクセスページ挿絵(Photoshop/Illustrator)
▼ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 様
「鴨川ビューガイドブック ホテル周辺散策マップ」イラストマップ(Photoshop)
▼公益社団法人 京都市観光協会 様
「京都観光Navi 旅のカタチ」挿絵(鉛筆/Photoshop)