株式会社フィールド

RECRUIT 2017

スタッフインタビュー

マーケティング課 課長/クリエイティブディレクター 長崎 弘貴 インタビュー

新入社員のころの思い出

現在入社8年目です。同期入社は僕を含め2名で、当時は入社して一ヶ月ほどで、ウェブデザインをするか、グラフィックデザインをするか選択するタイミングがありまして、同期が先に「ウェブをします」と言ったので、ライバル心から「じゃあ僕はグラフィックで」と言って(笑)、パンフレットなど紙ツールのデザインで仕事のスキルを上げて行くことになりました。はじめから特にグラフィックデザインに固執していたわけではないんです。

仕事は文字の修正作業などのオペレーション業務から始まって、半年ほど経った時にはじめてのチャンスをいただきました。
パンフレット制作のデザインコンペで先輩のデザイナーと1案ずつ表紙デザインを出したんです。それを当時のデザインチーフに褒めてもらい、自分のデザイン案をメインに提案をすることなりました。初めて自分のデザインを評価していただいて、人に求められるデザインとはどういうものかを何となく理解しはじめた頃です。そこから積極的に色々な案件に関わるようになって…まだ入社1年も経ってないとき、早々に大きな印刷事故を起こしました。その後にクライアントの元へ謝罪に行ったときに言われたのが「素人には作業させるな」という言葉。ショックは大きかったです。

印刷物の怖さを思い知って、それまで何なんとなく中途半端な気持ちでやっていた部分を反省して、慎重に作業するように考え方が変わるきっかけになりました。
入社2年目くらいまでは常に周囲の先輩に合わせて動いていて、自分の居場所がない感じでしたね。同期のライバルはウェブの新しい技術に挑戦して社内で存在感を出しはじめていて、一方の僕はそう上手く行かなくて…本当にひたすらしんどかったです(笑)。でもデザイナーの先輩方にいつも意見を伺って、デザインに対する考え方や、フォントや文字組みによる美しい見せ方など制作物のクオリティを上げるためのヒントをたくさん学ぶことができた良い時期だったと思います。

3年目に訪れた転機

3年目に僕の中でとても重要な案件に出会いました。
ある大学の学校案内パンフレットのコンペに勝って、初年度は先輩がメインデザイナーで僕はアシスタントでしたが、その後の5年間は僕がメインデザイナーをさせてもらいました。本格的 に窓口としてクライアントとやり取りをする初めての案件だったこともあって、夢中になって取り組みました。毎年コンペで「はじめまして」という付き合いではなく、継続的に関わらせていただいて「クライアントと良いものを一緒に作る」ということを実感できた案件です。

初めに言ったようにグラフィックデザインに固執していたわけでないということもあり、簡単なものですが動画編集をさせていただくなど、必要に応じて色々なことにチャレンジしながらデザイナーとして経験を積みました。

ビルのエントランスの自動ドアに貼るステッカーのデザイン提案では、頼まれてもいないのにビルのミニチュア模型を作って持って行ってみたり、王道の案+遊びのある案を持って行ったりと、クライアントに笑っていただいてコミュニケーションを取るようなこともよくやっていましたね。

現在とこれから

チームのリーダーになったのは入社5年目くらいでした。それまで先輩の陰で一制作者だった僕がチームをまとめる役割へ転身するということで、はじめは苦労しました。周囲に協力していただいて、チーム編成を変えながら今に至ります。

今は制作の現場から少し離れて、新規のクライアントにお会いしたり、未来を考える立場というか、今まで自分がやっていなかった内容の仕事にとてもやりがいを感じています。今まで周囲に準備してもらった環境でステップアップしてきたという実感があるので、後輩達にも環境を準備してあげないといけないという気持ちもあります。

自分自身は今の立場で満足せず、これからどんどん外へ出て、色んな人に出会って、色んなことを吸収して、常に上を目指して行きたいと考えています。