REPORT 2014

昨年開催した第1回のKYOTO PHOTOBOOK MARKETでは、京都市内の書店に独創的な編集力を発揮したスペシャルコーナーを、FIELD LABには写真集、リトルプレスやZINEも集めた特設ショップをオープンしました。写真や写真集にもっと親しんでいただくため、その道のプロから学べるワークショップも開催し、多くの方にご参加いただきました。

期間中、京都市内の書店に、KYOTO PHOTOBOOKMARKETスペシャルコーナーが登場！
各書店独自のテーマで写真集の楽しみ方を提案しました。

大垣書店 烏丸三条店

「年代別日本の写真家」
日本は世界から見ても写真家の宝庫であり、個性的でレベルの高い写真集が生まれ続けていると言われています。主に戦後から発展を見せた日本の写真表現の歴史ですが、今なお色あせる事のないもの、時代を超えてメッセージを伝えるものが多々存在します。 大垣書店 烏丸三条店では、その中でも押さえておくべき日本人写真家を年代別に紹介。歴史的な名作や、有名写真家たちの作品に出会えるコーナーとなりました。 加えて、写真集の見方を伝える本や評論集もピックアップ。写真の読み解き方もあらためて知るきっかけになりました。

大垣書店 四条店

「美しき風景」
地球上には、私たちが未だ見た事がない風景がたくさんあります。世界を旅する写真家たちは、そのフロンティアスピリッツと鋭き視線で、目の前の風景を写真という媒体で切り取り、私たちの元に届けてくれます。 忙しい日々の中のひと時の憩いとして、世界のどこかの人々の営みに想いを馳せる・・・。写真集は世界への扉となり、見る者を想像の旅へといざなってくれます。

ガケ書房

「私家版写真集」
左京区を代表する書店、ガケ書房では「私家版写真集」を特集。 自由な発想でと湧き出る情熱で作られたこだわりの写真集は、作家の思いがストレートに、まっすぐに表現されています。流通ベースには乗らないけれど、それらには一般的な出版本とはまた違った魅力がたくさんあります。今回の企画ではガケ書房で取り扱いのある作品に加えて、galleryMainがセレクトした私家版写真集が並びました。

ふたば書房 FUTABA＋京都マルイ店

「女性写真家の今」
写真は言葉や理論ではなく、直感的な要素で伝える部分が多いと言えます。その点で、「写真は女性の方が向いている」と言われることがあるのをご存知ですか。現に日本だけでなく、世界でも、男性にはない視点を持つ女性写真家たちの写真が注目されています。 優しく柔らかく、時に強く鋭く、そして実は大胆な切り口で魅せる、女性写真家たちの作品とは…？加えて、今オススメの写真雑誌も特集し、写真界のトレンドが垣間みれるコーナーとなりました。

prinz

「洋書写真集＋1_WALL冊子バックナンバー」
カフェ、ギャラリー、レジデンスなどの複合ショップprinzでは「洋書写真集」をgalleryMainが監修＆セレクト。豊富な蔵書には絶版希少本や、日本ではめったに見る事のできない貴重な本が並びました。日本にはないそのセンスに驚き、これはオモシロイ！と感動し、新しい写真の感覚が開かれたのではないでしょうか。さらに、prinzには「1_WALL コンテスト」の受賞写真集のバックナンバーが全て揃っており（京都唯一!?）、合わせて展示販売いたしました。

YUYBOOKS

「ファッションシーンに関わりのある写真家」
YUYBOOKSではファッションシーンに関係のある写真集or雑誌を特集しました。「Purple Fashion」「ACNE PAPER」「装苑」などファッション雑誌で活躍している写真家はたくさんいます。その中でも広告やキャンペーンだけにとどまらず写真集を出版しているフォトグラファーは多く、ファッションフォトグラファーならではの視点で独特の空気感です。彼らのさまざまなスタイルを楽しめるコーナーとなりました。

写真集やリトルプレス、ZINEなどを集めた特設ショップを期間限定でFIELD LABにオープン。
公募で集まった個性豊かなフォトブックを展示・販売しました。
期間：2014年5月2日（金）〜5月25日（日）の〈金・土・日・祝日〉のみオープン
時間：12:00〜19:00　場所：FIELD LAB

ヤマモトマサルさんと金子アムリさんを講師に迎え、フォトブックができるまでの流れをレクチャーしていただきました。
写真好き・本好きの方に多くご参加いただき、「大変勉強になった」と好評でした。

ふたば書房 FUTABA＋京都マルイ店 6F パブリックスペースにて、改崎万里愛さんとヤマモトマサルさんの作品展示をおこないました。